ロシアンブルー

朝、ごみ出しをしているとすぐ近くを一匹の猫が通り過ぎた。
野良猫らしくないこの猫、どうやらロシアンブルーという品種らしい。
この猫、どういう訳かその存在を忘れた頃に現れる。
元々は飼い猫で、時々家出をするのだろうか。


隣家の塀に登ったこの猫に口を鳴らすと、しばらく真剣な表情でこちらを見ていた。
どうか元気で。