太陽の破片


乱れた生活が続いている。
昨夜は夜中ビールを飲んでネットをしていた。
当然、眠れず。
昨週はほとんど寝ていた。一歩も外へ出ていない。
気分が悪くなかったので散歩する。朝日が眩しい。
そう、天気が良ければいつでも太陽は出ている。
公園に着くと昨春産まれた、クロの弟猫がいた。
こいつは体はでかいクセに臆病というかすぐ逃げてしまう。
今日もヤツは逃げ腰。しかしスキを見つけて後ろから頭や背中を撫でてやる。
ん?逃げない。ヤツの心境は解らないが何か嬉しい。


太陽が自然に昇り沈みするように、こいつらも自然の法則に従って生きている。
それでいいのではないかと思う。
かえって人間は愚かな生き物ではないかと思う。
結局、ヤツは公園近くの畑にじっとままであった。
目が「何だ、こいつはメシをくれないのか」と語っているようだった(笑)


家に帰り新聞を読む。ここ数年新聞は全然読んでいなかったのだが
年末に親父がある新聞社の勧誘を承諾してしまったので
何ヶ月間は購読をせざるを得ない状況になったらしい。
親父もとうとうボケたか?
そうと思うと、実は家の1、2階のクーラーを昨夏買い換えたのだが
その工事の仕方が気にくわなかったらしく、私の部屋に来て配線を確認している。


これは私にも責任があるのだが、電器屋がクーラーを左詰めに設置したので、コンセントが抜けないのだ。
説明書を改めて読んだところ、電気火災などの心配だけをすればいいみたいだけど。
親父が気にしているのはあくまでも「電気代」。
まあ、これは理解できる。子供の頃からテレビを見た後プラグをコンセントから抜かないとよく怒られたものだ。
もう、こういう心配は私がしなければいけないことだ。


なんか情けない気持ちになる。
いつまで親に迷惑をかければ気が済むのであろうか。
親父がクーラーを買い換えた理由は自分達の部屋のクーラーが故障(限界?といっていいのか)したらしいのだが
お袋に私の部屋のクーラーが2年前程から故障していたのを見抜かれ
自分の部屋にもクーラーを買ってもらった。
2台とも結構高いヤツだった。今ではクーラーは6、7万円の物が売れ筋らしいけど。


話を新聞に戻すと、読者の投稿欄で「うつ病」になった人や医療の仕事に従事する人の投稿を読んだ。
自分は医師に「うつ病」とは診断されていないのだけれど、その辛さは少しは解るつもりでいる。
何かやりきれない気持ちになる。「何とかならないのだろうか」とも思う。
しかし、公園にいた時に思ったことと自分の考えに矛盾があることに気付く。
猫に「だからお前はバカなんだよ」と言われても文句は言えまい。


昼食を取った後、昼寝する。楽しい夢を見た。
目が覚めて続きを見ようとまた寝たが、眠れなかった。
夜にドラマ「GOOD LUCK!!」を見る。
若い人には主演の木村拓哉の演技等に賛否両論があるみたいだけど
自分としては結構面白く見ている。
今日は黒木瞳がかっこよかった。
また、柴咲コウが「香田さんは間違ったこと言っていないと思う」
と言うセリフがあったが、素直には同意できなかった。
自分はその「正論を吐く」人間につぶされた経験があるので。
いや、香田氏みたいに徹底的に仕事に忠実な人は決して嫌いではないのだが。