夏祭り 〜君がいた夏は遠い夢の中〜


懲りもせず、高校野球を見に行く。
今日は神宮第二球場、東東京大会準々決勝、足立新田対修徳
9時過ぎ、球場に着いた頃、ちょうど開門になったようだった。
この神宮第二球場というのは、野球場とゴルフ練習場を兼ねているらしく、一塁側の後方にはゴルフ用の打席があり、外野には馬鹿高いネットが張ってある。


入場してから迷ったのは、どこの席に座ろうかということだ。
今日は土曜のせいか、足立新田の父兄や関係者も多く見受けられたので、最初は2階席に向かった。
が、座席はコンクリートだし、直射日光をもろに浴びる。それにイマイチ臨場感を感じられない。
一旦、下に下がると、日が当たる場所はきれいに空いている。
足立新田の応援席(生徒)の真後ろに座る事にした(ちなみにもろに日差しが直撃する席であった)。


相手の修徳は過去、甲子園に数回出場している名門校。
試合前、ボケーとして両軍の練習や応援団の様子を見ていたが、素人なりに両校の格の違いを感じた。
修徳高校ブラスバンドは50人くらいの大所帯。
このブラスバンドの子達もエールの交換の際には、パフォーマンスを見せる。(ちなみに試合終盤には全員立ち上がり、演奏していた)
そして何より一番の違いは父兄の応援団。
修徳の父兄は日差しが当たる場所で終始立ち上がり応援。
一方の足立新田の父兄は日陰の場所で座って観戦(試合終盤では立ち上がっていたとは思う−自分は確認していないが)。
もちろん、飲み物を生徒に配ったり、生徒の様子に気を配っている父兄(実際、木曜の試合では気分が悪くなった補欠選手がいた)もいるのだが、勝負とはおもしろいものでこの辺の差が勝敗に関係してくる時もあるのだ。


試合は1回表に先制された足立新田がその裏、すぐに追いついたが、それ以降は相手投手を打ち込めず、三振の山を築く。
1-5という意外と言っていいスコアで敗れた。
だが、昨年はベスト4、今年はベスト8。
しかも昨年は投手のワンマンチーム、今年は打撃のチーム。
今年も打ち上げ花火は上がらなかったが、2年生主体のこのチーム、来年も期待できるのではないだろうか。