生き方の選択


昨日は酒を飲んでしまい、今日はまたまた一日中寝てしまうのかと思ったが
どうにか昼前に起きる。というか恐怖感が襲ってきて眠れない。
公園に散歩する。いつもベンチに座っているホームレス風の人達や子供連れの若いお母さん達や昼頃によく見かける寂しそうな初老の男性を見ていた。
よく考えてみると自分は贅沢な時間の過ごし方をしている。実際はそんなに楽しくないのだが。


昼食後、これからの人生を考える。
幸いにして自分はそんなに金を必要としない環境にある。家庭も持っていないし。
通常なら一日も早く再就職をしなければいけないのだが、「正社員」で働くことに強い抵抗を感じる。
そう、少なくても自分のこれまでの社会人生活、何も残らなかった気がするからだ。
どんなにいやなことを我慢しても、会社に必要とされなかったらただ捨てられるだけ。
だから今、無職であることはむしろ色々考えるいい機会を与えられているのかもしれない。
もし、今60歳くらいだったら、金がたくさんあったとしても非常に虚しい気持ちになっているかもしれない。
それを思うとぞっとする。何のために生きているのかわからないからだ。


とはいうものの、自分で事業を興す才覚も持ち合わせていない。
昔から「お前は生きているのか死んでいるのかわからない人間だ」のようなことを言われ続けた。
しかし言い訳をさせてもうと、ただ私は人と競い合うことに関心がないだけだ。
むしろそういう人を見ていると哀れみさえ感じてしまうといったら言い過ぎか。
でもそういう人が例えば「戦争は良くないことだ」とか言ったら怒りを通り越してあきれてしまうのだ。


戦争反対運動をしている人達にも同様のことを感じる。
確かに何もしないよりは行動を起こした方が何かが変わる可能性がある。
しかしだ。今のところ平和なこの国の中でデモを起こしてもあまり意味がない気がする。
ああいう人達は、日々の生活の中で自分の周りにいる人達の平和を願って生きているのだろうか。
自分の身近にいる人達を愛して暮らしているのだろうか。
とても疑問に思う。
こんなことを書くと「無職の人間が何を偉そうに」と言われそうだが。