ダイナモ


夕方、銭湯から帰ろうと自転車を走らせていた。
途中、何かが落ちて、後輪でその何かを踏みつぶした。
からしてプラスチックだと思ったが、そのまま運転を続けた。
自分の感覚としては、まず前輪でその物の端を踏みつけ、その物が空中に少し舞い、その後、後輪でまた踏んだ・・・という感じであったのだが。
そして、スーパーで買い物をした後で自転車を走らせた時にライトが点いていない事に気付く。
ん?と思って、運転席から前をのぞき込むと、プラスチック製のライトケース(わかりにくい表現だが)の前半分がなくなっていて、電球がむき出しになっている。
何十秒か経過して、さっき落ちたのがそれだと気付く。
それから、落とした場所に戻ってみたら、確かにあった。
が、真ん中にヒビがあり(多分後輪で踏んだ時に入ったのだろう)、下部のねじ止めの穴の部分が欠けていた。
ねじを探せば何とかなったかもしれないが、面倒くさくなったので自転車屋へ直行した。


自転車屋へ向かう途中である不安が浮かぶ。
我が家の自転車のライトは
http://www.bscycle.co.jp/catalog/practical/jupiter.html
の自転車と同じく真ん中についている(実際はカゴがあるので高さ的にはもう少し下だが)ので、今時、こんなタイプの物はあるのかと。
だが運がよくて、まさにリンク先のやつと同じようなレトロな感じな物があった。
そして、今までのと比べるとライトが当たる範囲が広いし、ダイナモの重さも半減した感じである。
何か初めて自転車を買ってもらった小学生時分の気持がよみがえってきた感じであった。