別の懸案事項が発生する

午後、I病院へ母の面会に行った。
何気なくベッドサイドテーブル上にある用紙を見る。
この用紙には母(入院患者)の日ごとの記録(おむつを替えた回数、食事の摂取量等)が記してある。

ここであることに気付く。
食事の取った量の記述の仕方が昨日の夕食から今までと違っているのだった。

これはどういう意味だと思っているうちに看護師さんが入室してきたのでその意味を尋ねた。
「昨晩より訓練食から普通の食事を召し上がってもらっています。10は完食で0は全く食べなかったという意味です」との答え。
改めて表を見る。
昨晩、今日の朝昼と平均して半分くらいは食べている。
入院する際、医師に「食べるのに時間がかかるかもしれないね。もし自力で食事が取れない場合は中心静脈から栄養を取る治療をします」と言われたことを思い出した。
ということは、もうすでにこれだけ食べているということは、むしろ退院が近いのではないかと。

これまでむしろ命の心配をしてきたが、ここで一転して退院後の生活を考える必要が出てきた、というか、仮に母が自宅に戻ることを想像したら非常に気持ちが重くなってきた。
一体どうすればいいのだろうか。