小僧Sと再会する、そしてサ高住を紹介される

10時の約束でI病院へ向かった。

ナースステーションで尋ねようとしたらちょうど看護師Fさんに会う。「しばらく病室でお待ち下さい」と言われ、病室へ。

病室では母がリハビリを終え、ベッドに戻るところであった。母の面倒を見てくれていたリハビリ担当の若い女性から挨拶を受ける。ところが母はどうも機嫌が悪い。どうやらリハビリが大嫌いのようである。

「私のことを殺さないで下さい」などとこの女性に向かって暴言を吐いたりしている。ある意味そんなことを言える元気が出てきたとも言えるので、そんなに悪いことではないのかもしれない。病院で働く人達はいい迷惑だが。

 そんなやりとりがあった後、Fさんが現れ病院内の会議室に案内された。そこにはショートステイの施設にいた、にやけ男・・・いや爽やかな笑顔が印象的なS氏(小僧S)がいた。

話の内容としては、I病院と横のつながりがある施設(サービス付き高齢者向け住宅を紹介され、一度見学してみませんかということだった。場所は母が先日ショートステイをした施設の上の階に設けているという。承諾したところ、日程は今月の15日に決まった。

話が終わった後、病室に戻り母にこのことを報告した。「老人ホーム」という言葉は使わず「住宅」という言葉を使った様に思う。母の反応はというと、てっきり「そんなところには行かないよ」と言ってくると思っていたが、「ああ、そうなのか」といったような顔を見せたのは意外であった。

その後、帰宅後にその施設のホームページがあったので見たところ、費用も格安で場所も自宅から近い。なかなかいいのではと思い、ここにしようかと50パーセント位、心を決めつつあった(だがその後H社のSさんの説明を受けとりやめになった)。