リハビリ

これを書いているのが2019年8月であるので、はっきりとした日付は覚えていないのだが、大体この辺であったことだったと思うので。

母の入院したI病院を訪れる度に毎日ではないのだが、ナースステーションの受付に向かい合う形で少し離れた所に2~3人の年配の患者さんが車イスに座っているのを発見していた。だがその患者さん達の目的というか何のためにそんな所に佇んでいるのかわからずにいた。

今日、午後に母に面会するためI病院を訪れた。まずはナースステーションへ行き受付を済まそうと歩いていたら、2人の患者さんが車イスに座っているのに気付く。ああ、またかと思っていたが、何とそのうちの一人が自分の母親であったのだ。顔を見ると憮然とした表情をしている。会話は少しした記憶があるのだが何か「私のことを殺そうとしているんだよ」といったような暴言を吐いたように記憶している。近くにいる見張り役(表現が悪いが)と思われる看護師さんが「どうぞ病室でお話して結構ですよ」と確か3回言ってきた。こちらはその度にお断りして、とりあえずは母の隣で立っていた。

だが、少し時間が経った後にその看護師さんが「◯◯さん、どうする?息子さんと病室でお話する?」と少し威嚇する口調で母に話しかけた。この時思ったのは母と看護師さんとの間でちょっとした口論があったかもしれないなということだった。

結局病室に入り、母と少し話をした。

よく覚えていないが、せっかく寝ているのに何故起こすまね(そして88歳の年寄りにリハビリをやらせる)をするのかという不満を言っていたように記憶している。それに対し私はその気持ちはわかるが、例えばさっき隣にいた人は文句を言わず静かに座っていただろう、だから我慢するしかないのではと言った気がする。

いずれにしても、入院したら入院したで様々な問題が発生するものだと悟ったのであった。